体験学習C《実施科目と内容》
⑮手作りオモチャと科学
身近な材料でオモチャを作り、そのオモチャの特性や動く原理などを科学的に考察できることを目的としています。たとえば、工作用紙と竹串を使って紙トンボを作ります。羽根となる紙の大きさや重りのつけ方、羽根の曲げ方などを工夫することによって飛び方の違いが分かり、よく飛ぶための条件は何かなどいろいろ考えることができます。

⑯羊毛フェルト
羊毛は、ニードルフェルトとも呼ばれる手芸で、羊の毛を専用の針でチクチク刺しながらフェルト化し造形します。あまり大きな作品には向いておらず10㎝くらいの大きさのものが作りやすいです。体験学習では野鳥をモチーフとしたブローチを作成しています。短い時間での作成になっていますが、毎回個性的で素敵な作品が作られています。

⑰スウェーデン刺しゅう
体験学習では、久家道子さんが考案・発表した技法を取り入れています。特徴は、二重に浮き織りされた専用の布を使い、縦糸の織り目の下を先の曲がった針ですくうように糸を通して様々な模様を表現できることです。作品の「マイツリー」は“伸びる”をコンセプトにした図案です。

⑱バードコール作り
バードコール(別名「鳥笛」)は、木と金属の摩擦音で、小鳥のさえずり・鳴き声に 似た音を出すものです。その仕組みは、木に開けた穴にアイボルトを差し込み、細かく締める緩めるの動作を繰り返すことで音がでます。作り方は立方体のタモ材に穴を開けタップでネジ穴を開けアイボルトをねじ込んでいきます。

⑲アイピロー作り
目を癒すお手伝いをするのがアイピローです。綿・晒・小豆といった身近な材料を使い、針と糸で縫製して作る自分だけの作品です。光を遮断し、小豆の程良い重みで目を覆うことにより目を休ませる事が出来ます。比較的短時間でできることから、自分用の他に、家族用にも作っている生徒の姿も見受けられます。

⑳京連鶴
1枚の和紙を使って複数の折り鶴をつないだのが「連鶴」と呼ばれるものです。そして、京友禅の和紙を使ったものが「京連鶴」です。「連鶴」のつなぐ所は、羽根と羽根・くちばしと羽根・くちばしとくちばし等がありますが、体験学習では羽根と羽根をつなげた「おしゃべり」という作品を作っています。

㉑布ペンケース作り
布を使ってファスナー付きペンケースを作っています。本体は強力両面テープで仕上げています。同じ素材の中でも作品に個性を出すために、色とりどりのタグや数々のラベルを用意しています。これらは、裁縫体験として手縫いで付けることになります。

