体験学習Ｂ

木製のフクロウの置物を作っています。フクロウは福を呼ぶまたは知恵をもたらすなど縁起の良いものとされ、多くの人に好まれています。体験学習では、使用する木材の性質を理解しながら、木材を加工・細工する時、面取りという工程が大切であることを体験しています。作品にはそれぞれ個性が現れて、手作り感を充分楽しんでいます。

材料は、牛乳パック・段ボール・新聞紙などを素材に細いこより状に12本平たく束ねた紙バンドで、手軽に切ったり、割いたり、貼ったりすることができます。体験学習では、丸い入れ物を作っています。基本の色の他に色物を３本混ぜて織り込んでいくので、色の組み合わせによって個性が出るのも楽しみです。

羽根にカラーのクリアーファイルを、中心の回転部分には、針金ハンガーとストローを利用するなど身近に手に入るような材料を使用しています。羽根の切込みの角度や中心部分に羽根を丸めていくところが難しい作業になります。完成後は、教室内に設置した扇風機を使ってどのくらいスムーズに回転するか確認しています。

切り絵は、主に黒い紙を切り抜いて絵を表現するもので、黒と白のコントラスト(力強い印象)と切り口の独特な形が魅力です。体験学習では、用意した7種類程の絵柄から自分の好みと技量に合わせて自由に絵柄を選択します。使用する道具は、カッターナイフとゴムマットおよびスプレー糊で、切り抜いた絵柄を色紙に張り付けて作品が完成します。

吊しびな(吊し飾り)は、女の子の健やかな成長や幸せを願う風習で、江戸時代の後期に始まったといわれています。体験学習では、吊し飾りに付ける「はいはい赤ちゃん(はいはいしている赤ちゃん)」を作っています。布で体を作り、綿と洗濯ばさみを入れて胴を作り、胴にフリルと顔を付けて作ります。飾り紐に挟んで付けることができます。

アクリル毛糸を使って指編みでリリアン編みをして作ります。ひも状に編んでから花形を作ります。大きさや形は自由に作れますが、教室では長さを決めて作っています。。作業では花形に編むころが難しそうです。そんな中、何回もやっていると早く編めるようになり、形も整ってかわいいエコたわしになっています。

「折り染め」は、障子紙のような和紙を折りたたんで染料で染めるものです。和紙の折り方や染め方によって様々な模様を作り出すことができます。体験学習では、出来た折り染めを使い、ノートの表紙づくりや団扇、箱などに貼ることで日常で使えるものに仕上げています。